- えんしょう
- I
えんしょう【厭勝】まじないによって人をおさえ鎮めること。 まじない。 あっしょう。IIえんしょう【垣墻】垣根。III
「人家の~/日乗(荷風)」
えんしょう【塩商】中国で, 塩法(エンポウ)に庇護(ヒゴ)され, 塩の独占的販売に従事した商人。 莫大な富を擁して経済界に君臨した。→ 塩法IVえんしょう【延焼】火事が火元からほかの建物などへ燃え広がること。V「風下の市街地へ~する」
えんしょう【演唱】歌や語りものを聴き手の前で行うこと。 器楽の場合を演奏というのに対していう。VIえんしょう【炎症】外傷・やけど, 細菌の侵入, 薬物・放射線の作用などに対して, 生体に起こる防御的反応。 体の一部に充血・はれ・発熱・痛みなどの症状を起こす。VIIえんしょう【煙嶂・烟嶂】雲や霞(カスミ)のかかった峰。VIIIえんしょう【煙硝・焔硝】(1)硝酸カリウム。 硝石。(2)有煙火薬の俗称。IX「~のにおい」
えんしょう【縁生】〔仏〕 万物が因と縁によって生じていること。 因縁生。→ 縁起Xえんしょう【艶笑】(1)あでやかに笑うこと。 また, あでやかな笑い。(2)好色的な滑稽さがあること。 エロチックなおかしさ。XI「~小咄(コバナシ)」「~譚(タン)」
えんしょう【袁紹】(?-202) 中国, 後漢末の豪族・武臣。 字(アザナ)は本初。 霊帝の死後, 宦官(カンガン)の専横を抑圧。 皇帝の廃立を行なった董卓(トウタク)を洛陽(ラクヨウ)から追放して, 冀州(キシユウ)を中心に勢力を伸ばし, 山東の曹操(ソウソウ)と対立した。 官渡(河南省)の戦いで敗れ病没。XIIえんしょう【遠称】指示代名詞の「こ・そ・あ」の三区分のうち, 「あ」にあたる指し方。 話し手・聞き手のいずれにも属さないと思われる範囲の事物・場所・方向などをさす。 口語では「あれ・あそこ・あちら」など, 文語では「かれ・かしこ・かなた」などの類。→ 近称→ 中称
Japanese explanatory dictionaries. 2013.